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Short Film "Kokoscha"
短編映画「ココシュカ 考察する瞳」
ストーリー
西都大学心理学科の学生・仲里安奈は幼い頃から人と話すより一人でいる事が多かった。
そんな安奈が稀少な人間関係である山脇准教授から研究論文の対象にと彼の旧友を紹介される。
それが翻訳家の芦原晃史だった。
芦原の物語に入り込む奇異な翻訳スタイルに、心理学でいう「動体」である安奈は大きな影響を受けてしまう。
そんなおり芦原本人も妄想の中で創り上げたヒロインとそっくりの現実の女・篠宮佳乃子と出合う。
現実と妄想の中で混沌とする芦原は一行の文章も書けなくなってしまう。
そして安奈は、そんな芦原の苦痛を共有してしまう。
解説
本作は翻訳家の芦原本人の心理が本人の口から一言も出てないません。
彼を憶測するのは周囲の登場人物だけ。また人形との関係性も不透明のまま終わっています。
キーヴィジュアルとしての人形は決してオカルトではなく純粋な人間ドラマの一個のアイテムとして存在しています。
だからこそ観るものを突き放し、伏線や設定、結末の正解さえを想像(妄想)させる作品となっています。
オスカー・ココシュカ
物語は実在したオーストリアの画家オスカーココシュカの奇異な行動をモチーフとして描かれています。
作曲家マーラーの未亡人であるアルマと恋に落ちたが彼が従軍中アルマは他の男性と結婚してしまいます。
アルマへの思いが癒える事無い日々、ココシュカはアルマの等身大人形を作って共に暮らし始めます。
時には馬車に乗せ共にオペラ鑑賞に出かけたとか、、、しかしある日、酒に酔ったココシュカは
人形にワインをふりかけ頭を切り刻み、七年続いた人形との暮らしが幕を閉じます。
彼は晩年アルマに手紙を送っています、私たちは『風の花嫁』の中で永遠に一緒だ、と。
ココシュカの傑作と言われる『風の花嫁』のキャンバスは何度も何度も塗り重ねられていて 持てない程の重さになっていたそうです。
ラストシーンはそのオマージュとして、そして二人を包み込むかの様にアダージェットが流れ始めます。。。
完成試写会
11月6日
原宿シアターカプセル
http://capsule-theater.jp
http://capsule-theater.jp/access/
5時会場〜
5:15 1回目上映
6時 2回目上映
7:00 乾杯！
7:15 3回目上映
会場 FM ダイニング カフェバー
http://fmdiningbar.com
終了致しました
芦原・松崎健ん語 安奈・三島幸 山脇・志村史人 佳乃子・山本祐梨子 金沢・河内浩 吉川・瑞木和加子 秘書・野上綾花 写真家・小泉将臣
仲田周兵衛 星野佳世 高橋礼於 鈴木郁 三浦萌 PARDOLL GRETEL
原案 木村重明 原作・脚本 すづき耕一 「妄想語」より
撮影監督 木村重明 照明 渡辺大介 録音 小林武史 音楽 UCHUNOKO MUSIC. 編集 GALAXY ONE 助監督 鈴木耕一
撮影助手 松本健 照明助手 片岡淳 録音助手 落合大介 制作 小島康嗣 ドール担当 楠本理子 照明応援 野村久数
メイキング 岸野渉 制作応援 古川達郎 ドイツ語訳 福島利枝
衣裳 松竹衣裳株式会社 キャスティング協力 劇団俳優座 協力 DOLL BARABOX 純喫茶キネマ座 株式会社ワイズ・インフィニティ
小山町フィルムコミッション 加藤学園御殿場キャンパス 小山町観光協会 くれたけイン御殿場インター フロイド 三島店 三島商工会議所
電丼 伊豆の国市劇団いず夢 奥平孝 尾原睦 機材協力 バルエンタープライズ Atelier A2
制作協力 H&H Films 制作 Woody Project Cinema 4K 2014
カラー シネスコサイズ 35分
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